本書で紹介させていただいている建築家はもちろん、その他にもたくさんの建築家がいる。本書以外でもインターネットなどで探すことは可能です。とにかく連絡してみること、話してみて気があったらお願いすれば良いのです。

土地の活用法や選び方。自分がこれからどういうスタイルで住むための家を建てるかなどを建築家に話し、プラン設計をお願いする。

すでに土地を持っているケースもあるが、これから購入して住宅を建てるのなら、用途などに合わせ、建築家に相談してみよう。土地探しの相談にのってくれる建築家は多い。

土地を探す時に手伝ってもらう必要があるのは、不動産会社である。この場合、担当者がどれだけ親身になって探してくれるかがキーになってきます。すでに持っている土地以外に新規で出てくる物件を探してもらうなど、一所懸命になってくれる人と出会えたら、理想の土地に出会える確率は高まる。

おおまかにプランが出来上がったら、それを実際にカタチにしてくれる工務店を探す。一般的な場合建築家がこれまでお付き合いしてきた工務店を紹介してくれるので、そこでお願いしても間違いなだろう。もし、どうしても自分でさがしたい、あるいは知り合いが工務店等の場合、そちらで施工する方法も相談してみよう。

土地や建物の金額が決まったら、次にそれらの資料を持って銀行に融資の相談に行く。もちろん現金でまかなえる人には必要ないが.....。まずは住宅金融支援機構が提携しているフラット35(住宅部分のみの費用)。銀行は都市銀行、地方銀行、ゆうちょ銀行、信用金庫、などさまざまなので、建物の内容で選び方を建築家に相談してみよう。

準備が整い、着工してからの監理はもちろん建築家が行う場合がほとんどです。途中でなにか問題が起きて設計の変更が必要になっても、常にそばでサポートしながら、その都度対応してくれるという安心感があります。

内装工事が終了に近づくと、いよいよ完成間近となる。この後の表示登記、保存登記、銀行からの融資実行と同時に引き渡しが行われる。

これまでのプロセスを経て、1年以上をかけてようやく竣工。夢の賃貸併用住宅がついに完成。ここから先の賃貸募集や管理、運営は専門の会社に依頼することになる。建築家によっては、そういった会社との付き合いもあるため事前に確認しておくのも良いだろう。